メキシコ中心に自生、栽培されているリュウゼツランで、テキーラの原料になっています。イヌリン、シロップ、そしてテキーラも“ピーニャ”(写真)と呼ばれる茎の部分より製造されています。
アガベイヌリンは、特有の分岐鎖構造をしています。下記推定構造をご参照下さい。
1)アガベイヌリン(3-180糖)は、高分子を多く含んでおり、低分子のチコリイヌリン(3-40糖)や合成イヌリン(5-30糖)と比較しても、浸透圧性の下痢を起こしにくい食物繊維です。
2)アガベイヌリンは、天然の食物繊維で、分子量が大きいため、生理機能は高いままです。食品加工用途で、粘性を低くし、低分子化した食物繊維が用いられていますが、生理機能は低分子化することによって効果が減弱することが問題となっています。※
※「物質の消化・吸収と発酵・吸収」奥恒行、中村貞禎子著、FFIジャーナル、211、830-837(2006)より
3)アガベイヌリンは、その分岐鎖構造から、100gの水に少なくとも300g溶け、チコリイヌリンの25倍以上の溶解度があります。
◎ 整腸作用 / 善玉菌増加作用
◎ プレバイオティクス効果(善玉菌増殖)
◎ 便秘改善作用
◎ 糖尿病対策
◎ ミネラル吸収促進効果
◎ デトックス(解毒)効果
◎ パン、乳製品、シリアル、焼き菓子、サラダ等の加工食品に添加して食物繊維を強化
◎ 乳酸菌等の有用菌(プロバイオティクス)と配合した“シンバイオティクス”サプリメントとして
◎ 青汁等の顆粒製剤に配合した食物繊維強化サプリメントとして
◎ ミネラル(カルシウム、亜鉛等)と配合したミネラル吸収促進剤として
◎ 水によく溶けるため、機能性飲料として
◎ 便秘対策/デトックスを訴求したサプリメントとして
◎ 賦形剤を使わないアガベイヌリン100%の顆粒製剤として
形状 | 水溶性白色粉末 |
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抽出換算率 | イヌリン90%以上 |