ベルガモットはミカン科の柑橘類で、主産地はイタリア、モロッコ、チュニジア、ギニア等ですが、南イタリア、カラブリア州のカラブリア県のイオニア海岸沿いでの栽培が、世界の生産量の95%を占めます。
収穫期は毎年11月~3月で、精油成分を香料として食品や化粧品(香水)などに利用されています。
食品としての代表的な利用方法は紅茶のアールグレイの香り付け等があります。 果実の味は苦みが強いため生食用や飲料としては用いられていません。苦味が強いのはフラボノイド配糖体が多く含まれるためであり、グレープフルーツの約1.4倍のフラボノイド配糖体が含まれています。
この豊富なフラボノイド配糖体を主体として抽出精製したものがBPF®(ベルガモットエキス末)です。
LDL(悪玉)コレステロールを減少させ、HDL(善玉)コレステロールを増やすことにより冠動脈疾患や脳卒中などの予防に役立ちます。
高脂血症治療薬「スタチン」の効果を増強し、副作用である心筋梗塞の抑制など循環器系疾患の治療効果を強めます。
アスリートにおいて血管拡張作用のある一酸化窒素の産生を増加させる事による運動機能の改善や、糖尿病患者における勃起不全の改善効果も確認されています。
品名 | ベルガモットエキス末 |
---|---|
性状 | 黄色の粉末でベルガモット特有の香りを有する粉末 |
総有効成分 | 38±2% |
Neoeriocitrin | 7.0%以上 |
Naringin | 8.0%以上 |
Neohesperidin | 8.0%以上 |
Melitidine | 1.0%以上 |
Bruteridine | 2.0%以上 |